はじめに
CentOS7.4〜7.6で、vim version 8.xをインストールするディストリビューションの公式と言える方法が無かったので(Fedora Coprのmcepl/vim8は使えなくなりました)、vim公式のソースファイルからのインストール方法を覚えておくことにします。
以前、CentOS7.4で確認した内容を、CentOS7.6で再確認しました。かつ、2019年5月時点でCentOS7.4でも同じ方法でインストールができることも確認しました。
環境
CentOS7.6
- Vagrant 2.2.4
- Virtualbox 6.0.4
- CentOS 7.6 (centos/7 virtualbox 1902.01)
CentOS7.4(再確認)
- Vagrant 2.2.4
- Virtualbox 6.0.4
- CentOS 7.4 (centos/7 virtualbox 1802.01)
利用したVagrantfile
# vim: set ft=ruby :
Vagrant.configure("2") do |config|
config.vm.box = "centos/7"
config.vm.box_version = "1902.01" # CentOS7.4 なら 1802.01
config.vm.network "private_network", ip:"192.168.200.1"
config.vm.provider "virtualbox" do |vb|
vb.memory = 4096 # 4GiB
end
end
「private_network」の設定は無くても大丈夫です。「memory」はBOXの初期設定だと少ないので設定していますが、利用するホストの物理メモリーサイズと相談してください。
概要
基本はvim公式サイトのThe Vim repository at GitHubの手順通りですが、いくつかの追加パッケージが必要です。
詳細
必要なパッケージをインストール
$ sudo yum update -y
$ sudo yum install -y git gcc ncurses-devel
githubからvimのソースファイルを取得
$ git clone https://github.com/vim/vim.git
vimをビルドしてインストール
$ cd ~/vim
$ make
$ sudo make install
確認
「/usr/local/bin」以下にインストールされます
$ vim --version | head -n 3
VIM - Vi IMproved 8.1 (2018 May 18, compiled May 7 2019 13:12:36)
適用済パッチ: 1-1286
Compiled by vagrant@localhost.localdomain
$ which vim
/usr/local/bin/vim
まとめ
すんなりビルド出来すぎて拍子抜けする程だったので、常にこの方法で最新を追ってもいいかもです。